借金にまつわる怪しいセミナーに参加

借金に悩む女

金を借りないこと。
お金を返すこと。
これが「非国民」だったとは想像もつかなかった。

あるセミナーに参加し学んだこと。

何か事業をするには借金から始まり、その借金を必死で返す。無借金になって初めて真っ当な人になれたような気になる。ワタクシの母もそうだった。

祖父や父が作った借金を、祖母や母が働いて返す。借金は男が作り、苦労して女が返していく。散財する男、節約してコツコツ返す女。

男=借金

女=返済

夕方には酒を飲みだし、赤ら顔で酔っぱらってロレツの回らない祖父が怒鳴りだし、祖母と大喧嘩しているのを見て育った。

夜な夜な近所のスナックへ行き、その間に酔っ払い祖父から理不尽な罵倒を浴びる母は、引退を宣言した祖父から空の通帳を託され愕然としたという。

そんな家だったから、借金に対して受け入れがたい感情がずっとあり、その考えを変えるのは容易ではない。

あるセミナーに参加し学んだこと。

トヨタ自動車がダメ会社だったとは想像もつかなかった。

トヨタ系部品会社に勤めていたころ、トヨタ自動車は借入の少ない(事実上無借金と言われていた)、まれに見る優良企業。ワタクシの会社もほぼ無借金、名古屋経営とも言うらしく、バブルがはじけたはずなのに、思ったほど社内の変化や給料の減給もなく、堅実な経営のおかげだと、中部地方の人間にとっては自慢でもあったはず。

なのに、それが日本経済の観点からしたら全くダメ会社だったなんて!!それを知らされた時はかなりの衝撃。

Σ( ̄ロ ̄lll) ガヒョーン!なんてこった!

中部(特に愛知)の人は貯金大好きで、
・借金をせず、コツコツ銀行預金をためる。
・車は貯めてから現金で買う。
・家の頭金をなるべく多く払い、ローンは高速で返す。

実際にワタクシの周りの人たちは皆これを実践、この考えが真っ当な人間なんだと、ずっと信じていた。

なのになのに・・・

ワタクシ、ずっと間違っていました。間違っていたことに気づくことができました。あるセミナーのおかげで・・・

私の根底にある借金に対する意識を覆されたわけです。

ただ、〇十年以上信じてきたことを180°転換しなければならないのだから、それは簡単なことではなく、必死で脳内変換をしているところ。

脳内OSを一度アンインストールし、新バージョンのOSをインストール。

時間が掛かっても成し遂げなければならないOS変換。このOSがインストールできないとアプリは使えないのだ!

なんて怪しいセミナーなんだ!

でも本当の本質を語ってくれる本物のセミナーだった。内容は簡単そうでじつに難解。ワタクシ、これから必死で理解していこうと思う。